姫華「あれは私が中学一年生の頃かな。
両親が離婚したの。お父さんの不倫で。
お母さんはお父さんの事を本気で愛していたの。
でも、不倫したことによってお母さんは人格が変わったかのように荒れ始めた。毎日暴力を振られる日々
学校にも行けなかった。体中ボロボロでそんな日々を1年我慢し続けていた。中二の時初めてリスカをした腕から溢れる血を見て、あぁ。私は離婚しても
お母さんに愛をもらいたかったんだなぁって。
リスカを始めてした日から私は繁華街に出て
喧嘩を覚えた。刺繍だって入れた。
中学三年生になった時に久しぶりに根性焼きを
された。久しぶりすぎて我慢してた声が
溢れ出てきて、叫んでしまった。
その時私の叫び声を聞いたご近所さんが
警察に通報をして警察が来た。
お母さんは包丁を持って警察に向かって
それ以上来たらこの子を殺すって言って
私にナイフを向けた。
私のお腹にナイフを2回刺して私のお腹から
血が溢れ出した。お母さんは
自分の左胸に包丁を当てあたしが死んだら
あんたのせいよ。あんたさえいなかったら。
あんたなんか産まなきゃよかったんだって言われた
私は薄れゆく意識の中でごめんなさい。って
何度も謝った。お母さんは自分の左胸に
包丁を刺した。私は耐えきれなくなって、
自分がお腹を刺されてるのにも関わらず
走り出してた。繁華街に着いた時に意識がなくなった。その時私を拾ってくれたのが
如月組組長の綾人ーアヤトーさん私の第2のお父さんよ。
私は目が覚めた時に聞いた。
お母さんは?と...
綾人さんは、顔を歪ませて
亡くなったよ...と言った。
この時私は感情を無くした。
私は容態が回復して、
正式に如月家の養子に入った。
そして今は1人暮ししてるって訳。
今でもあの時の光景はハッキリ覚えてるわよ
夢に出てきて過呼吸になっちゃうの。
お母さんを殺したのは姫華なのよって。
苦しい。苦しい。
私がお母さんを殺しちゃった...

これが私の過去よ」