たばこ

「先輩も酔っ払ってるんですか?」

「いや?全く。俺も強いよ。佐々木が強いの知ってたら、飲み誘ってたのに。」

「…二人で、ですか?」



喫煙室で会ったあの日から、なんとなくこの人のことが気になっていた。

それでちょっとイタズラしてみたのだ。



「…もちろん?……うっわ、きもちわる、おれ。」



そう心の声が漏れたように呟いた。


ああやっぱり、モテるんだな。
こうやって色んな人を落としてるんだろうな。
このちょっと余裕そうな顔で誘われたら、一瞬だな。

そう思った。