言葉にならない愛を、君に

航平に葵のことを頼むっていったからこうなることだって予想していたはずなのに、
幼なじみ2人が結ばれて嬉しいはずなのに、俺は心の底から喜ぶことなんてできなかった。


でも大好きな2人だから。

子供のときからずっと一緒にいる、もう切っても切り離せないくらい大好きだから。


幼なじみとしてそばにいられることはもうできなくなってしまったけれど、心はずっとそばにいるつもりだ。


航平、どうか葵を守ってあげて。

葵を笑顔にさせてあげてほしい。


ただ葵が笑っていられるなら、俺はそれで十分だから。