「今まで、お世話になりました」 あんまりない荷物を持ち、わたしは家をでた。 まだ住む家も決まってないし、高校生のわたしが本当に一人暮らしができるのかもわからない。 とりあえず友達の家に泊まらせてもらうことにしよう。 これからわたしの第2の人生がはじまる。 そう信じて、わたしは前を向いて歩き出した。