永遠の、別れだった。

おおげさだけど、本当にそんな感じ。

隣の家だし、クラスも一緒だし、まだあと1年学校もあるのに。

小さいころからずっと一緒だったわたしたちにとったら、永遠の別れだった。


「っ」


勇也の家をでた瞬間あふれでた涙。

その涙をとめるために上を向くと空から白いものが降ってきた。

「ゆ、きだ」

雪が降っているこの外は凍えるほど寒くて。


でもわたしは思った。

このまま、溶けていなくなれればいいのに。と。


そこからしばらくわたしは動けなかった。