佐倉さんと逢川くん

「あれ?佐倉先輩!もう大丈夫なんですか!」
教室に入りづらく,タイミングをうかがっていた私に逢川君が話しかけてきた。
「あっはい…昨日はどうもありがとうございます。助かりました。これ,お礼ですっ。それじゃ!」
私はお礼に秘蔵の『スイーツショップKOIZUMI』のベリーベリーショートケーキを渡して帰る…つもりだったのに………。
「待ってください」
逢川君に笑顔で手を掴まれてしまった。
「…………はい。」