「こんの、根性なーし!!」
「ぐわっ?!」
あたしは黒河の左頬に、拳を飛ばした。
「ってーなぁ!なんだよいきなり?!」
「こういうのはな、一生懸命やってこそ意味があるんと違うんか!」
周りにいた人は、あたし達に振り返る。
「ブツクサ言う暇あるんやったら、チラシ配らんかいチラシ!」
周りなんか気にしてられっか!
「こんなんで漫才やったって、いっこもおもんないわ!根性鍛えて出直してこんかい!それまでオセロは活動禁止や!」
言いたい事だけ吐き散らすと、あたしはズカズカとその場から立ち去った。
……まではいいんたけど。
「……あ゙」
熱が冷めてからは、後悔の荒波が押し寄せる。
つ、つい勢いで黒河殴っちゃったよ。
しかも言いたい放題、怒鳴り散らしたし。
挙げ句の果てに、その場から去ってきてしまった。
さ、最悪だ…!

