「只今より、第51回笑校祭を開会致します」
放送部の気合いの入った声が、校内に響き渡ってからおよそ5分後。
「どーぞ…」
「来てねー…」
苦笑いしながらチラシを配る、黒い物体と白い物体がいた。
言うまでもなくそれは、オセロである。
ひとりは真っ黒な全身タイツの上に、真ん丸とした膝から下が出る真っ黒な着ぐるみを着て。
ひとりは真っ白な全身タイツの上に、真ん丸とした膝から下が出る真っ白な着ぐるみを着て。
「なんっっで俺達が?!」
そのダッサイ格好をした黒い物体が、愚痴を吐く。
「こんなのどこで手に入るんだろーね」
黒い物体とは対照的に、白い物体は感心したふうに言った。
「俺もう、恥ずかしくて死にそう…(赤)」
「えぇ、なんでー?楽しいじゃんっ!」
「……ひとりで楽しんどけ。この恥知らず女!」
「なにぃ?!」

