あたしの腕を引っ張り教室から出ると、黒河は屋上までやって来た。
「ちょっと!どーすんの?!」
「やるしかねーだろ」
「なんであたしまで~!」
「それは、本当に申し訳なく…思っております故…」
「うんうん」
「うまい棒おごるからさ、な?」
う、うまい棒…
「まぁそれなら…って、さわちゃんとフジモンか!」
「ナイスのりツッコミ!イエーイ!」
――――“パチンっ”
なぜかのせられ、黒河とハイタッチをしてしまった。
「ちょっと!のせようったって、そう簡単にいかんで!」
「…ちぇっ」
危ない危ない。
「ふーん。お前、逃げるんか?逃げるんやんな?」
「に、逃げる…?!」
「そうかそうか。オセロの絆はそんなもんかいな。はいはい、よう分かりましたわ」
ひとりで「うんうん」と頷いている黒河。
「ほな解散やな。オセロは本日を持ちまして、解散としまーす」
「え、ちょっ…」
「お前が言うたんやからな。解散ライブもせんと、ファンの皆様に申し訳ないわ~」
な、ななな…!

