そして俺達は、1-Aの教室に向かう。
まだ同じクラスの奴を全然知らない俺達。
――――“ガラッ”
教室のドアを開けると、皆が一斉にコッチを見た。
「ねぇあの2人って、入学式でケンカしてた2人じゃないの?」
「カップル?」
「漫才みたいだったよね」
「同じクラスだったんだ」
クラスの皆は、俺達2人を見たとたん先ほどの入学式の話題を持ち出す。
当たり前か。
「お?オセロはさっそく有名人だな」
ケンが俺と白河の肩に手をおいていった。
「いやいや、嬉しい限りですよ~。照れるなこれ」
そんなケンに、いちいちのっかるのが白河。
「お前なぁ?」
「冗談だってば」
俺らはコンビ組んだわけでもないんだから、有名人になる必要は全くない。
むしろその逆、校内の有名人になるなんてゴメンだ。
「みんな、1年A組の担任の犬飼健だ。それと…」
そこまで言うとケンは、俺達を見て、
「この2人がこのクラスの盛り上げ役、オセロだ」
「「だからオセロてゆーな!」」

