にこにこ笑いながら、私はちょっと圧倒されていた。だって、今日の瀬野ちゃんは一段と可愛く見えたから。
いつもキレイで可愛くしている人だけど、今日は格別。なんだかすごくキラキラ輝いてる感じがした。
「ひょっとして、これからカレと?」
「今日は部活が早く終わるっていうから」
「瀬野ちゃんのカレって東雲だっけ?」
ハルピンは瀬野ちゃんに向かって話しながら、ちらりと私に視線を送ってきた。
(そうなの!? 東雲って三谷くんと同じ学校)
「東雲だよ。学校違うと教室で会えなくて淋しいけど。でも、男子高だから心配は少ないかも? なーんて」
いたずらっ子みたいにえへへと笑う瀬野ちゃんは、やっぱり抜群に可愛いくて。私はため息が出そうになった。
「あ、そろそろ行かなきゃ。3人ともまたね」
瀬野ちゃんがるんるんで被服室を出て行ったあと、ハルピンは言った。
「ああいう感じも“特別なこと”なんだよね」
「え?」
「好きな人のために可愛くしたり、頑張って何かしてあげたりすること」
「うん……」
(胸がきゅんとして熱くなるのはなぜだろう?)
「溝ちゃんもこれから三谷氏と会うんだろ?」
「うん」
「楽しみ?」
いつもキレイで可愛くしている人だけど、今日は格別。なんだかすごくキラキラ輝いてる感じがした。
「ひょっとして、これからカレと?」
「今日は部活が早く終わるっていうから」
「瀬野ちゃんのカレって東雲だっけ?」
ハルピンは瀬野ちゃんに向かって話しながら、ちらりと私に視線を送ってきた。
(そうなの!? 東雲って三谷くんと同じ学校)
「東雲だよ。学校違うと教室で会えなくて淋しいけど。でも、男子高だから心配は少ないかも? なーんて」
いたずらっ子みたいにえへへと笑う瀬野ちゃんは、やっぱり抜群に可愛いくて。私はため息が出そうになった。
「あ、そろそろ行かなきゃ。3人ともまたね」
瀬野ちゃんがるんるんで被服室を出て行ったあと、ハルピンは言った。
「ああいう感じも“特別なこと”なんだよね」
「え?」
「好きな人のために可愛くしたり、頑張って何かしてあげたりすること」
「うん……」
(胸がきゅんとして熱くなるのはなぜだろう?)
「溝ちゃんもこれから三谷氏と会うんだろ?」
「うん」
「楽しみ?」



