「お兄ちゃん、美央ちゃんが来てくれたよ」
叶ちゃんの後ろにぴったりくっついて、最後にお別れを言っている人たちの中に入った。
おじさんとおばさんも、目を潤ませて微笑んでくれた。
「聖くん」
木の箱の中に眠っている聖くんは、とてもきれいで、儚げで。
黒かった肌も、白くなって。
しっかりしていた体も細くなって……
もう、私の知っている聖くんじゃなくなってる。
だけど、聖くんだと思える証拠がある。
私のこの気持ちが証明してる。
私の目の前にいるこの人は、私の大好きで、愛しい人。
いくら魂はここにいなくても、私の心の中にちゃんといる。
ちゃんと、生きてるから……
「ありがとう聖くん」
愛してる……
そう想いを込めて
最後に、深く長いキスをした。

