昨日行われた通夜も、葬儀も出ず、私はたった1人、部屋に閉じこもっていた。 「美央ちゃん、お兄ちゃんに会ってあげて?」 「叶ちゃん……」 そっと部屋を開けて、聖くんの妹の叶実ちゃんが入ってきた。 ごめんね、こんなに弱いとこを見せちゃって。 「あのね、お兄ちゃん、美央ちゃんと電話した後は必ず調子よかったの。 それに、口を開けば美央ちゃんのことばっかり。 美央、元気にしてるかな? 他の男に取られてないかな? 美央、可愛いからなぁ。 あー早く美央のとこに帰りたい!って言ってた」