ピッピッピッ……
聖くんに取り付けられている機械音が、部屋に響く。
『幸い、命に別状はありませんでした。
ただ……
頭を強く打ってしまったせいで、左半身が動かなくなっていると思われます』
眠っている聖くんの横で、おばさんと先生が話しているのを聞いていた。
『左半身がって…あの子、左利きなんですよ?
これからどうすればいいんですか……』
泣いて先生に訴えるおばさんの顔から目をそらすことができなかった……
『そして非常に言いにくいのですが…
聖夜くんの病気が、再発しています』
なぜこんなにも不幸は積もるのだろう。
『やだ…聖くん……』
その事実を聞いて、震えが止まらなくなる。
当たり前に取り戻した日々がまた崩れてしまう。
『ごめんなさい、私のせいだ……
おばさん、ごめんなさい!』
謝って許されることではないのはわかってる。
『美央ちゃん……大丈夫。
あなたのせいじゃないわ。
私こそ、美央ちゃんの気を悪くさせるような言い方してごめんなさいね?』
それなのにおばさんは私を慰めてくれる。
なんでこんなことになってしまったのだろう。

