ピーンポーン
いつも通り、聖くんが迎えに来た。
「美央ー、行くぞー!」
「おはよう聖くん」
「ん、どうした美央?
顔色悪いぞ?」
「うーん、風邪ひいた」
夜中に熱が上がり、今日は午前中に病院に行くことにした。
「だから今日は、一緒に行けない。
ごめんね」
「そっかぁ、無理するなよ?」
聖くんがわかりやすくしょんぼりしている。
「ありがとう。移るといけないから、早く行って」
「うん、行ってくるな」
「行ってらっしゃい」
聖くんに手を振るとニコッと笑ってくれて、ドアが閉まった。
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