「はぁ、頭痛い…」


「風邪じゃない?
薬飲んで早く寝なさい」


「はーい」


「珍しいわね、滅多に風邪なんか引かないのに」


「うん、変だね」



聖くんとおばさんが、そんな会話をしていたことも知らず。



珍しいことがあると、大抵悪いことが起きる。


それがまさか、

悪夢の始まりだったなんて。