幸せの触り方

彼女がいる。

ただそれだけなのに、
話している自分がいけないかのような気分になった。

何も話したらいいのか
わからなくなって、
学校どう?とか、
サッカー好き?とか
そんな話をしていたその時、


「ショウー!いこー…」

アイが迎えにきたのだ。
ショウは私に
「メールしろよ」
と一言つげて、アイの元に行ってしまった。




この気持ちは何?恋?私はショウに恋してる?

その帰り道から恋なのか、考えるようになった。




家に帰るとパソコンを開いた。携帯を持っていなかったからメールを送る手段がパソコンしかなかった。


『20:29
題名
 永久麗奈です。

内容
 今日はありがとぅ。ぁたし携帯ないのでパソコンから!
アイとラブラブいいなぁー↑↑
ぁたしもタカシと、いつか』
自分を隠す唯一の強がりだった。


『23:05 ショウ
題名
 おう

内容
 タカシとラブラブになれるよ!
だから頑張れ。』