《もー!分かんないの?私は祐が好きなの!》《青…お前がいいなら本物にするか!》《あ!ちゃんと言いなさいよ!私だってちゃんと言ったんだから!》《青、好きだ。》《私も!》《改めてよろしくな!》《うん!あ、お風呂入ってくるね!》《わかった。》《もしかしたら夜送るかも!》《りょーかい。いってらっしゃいー》(青と付き合えるのかぁこれ夢じゃないよな?)夜、青からメッセージは来なかった翌朝。「祐!おはよ!」「青おはよ」「なんかいつもと違う感じがするなぁ」「なんでだよ」「だってさ付き合ってる人と登校するって、不思議な感じだなぁって。」「ふーん」『あ!青ー!今日もラブラブですなぁ~』「ふふっまぁね!」『あれ?否定しないの?』「そんな驚かなくていいじゃん!私たち付き合い始めたんだよ」『ええええええええ!!!』(早速バレたけどまぁいいか。)青の友達はいきなりダッシュでどっかに行った。「ごめんね?祐、早々にバレちゃって…」「別にいいけど。どうせバレるだろうし」「そうだね!」青はニコリと笑ってみせた。青の笑顔を見るとこっちまで笑顔になりそうになる。「祐?早く行かないと遅れるよ?」「おう!」俺は足早に校舎に入る。(絶対冷やかされるなー)そんなことを考えながら教室に入ると『おめでとーーーーーー!!!!』クラスメイトみんなが言った。俺は察したけど青は何が何だかわかっていない様子。俺が小声で「俺たちが付き合い始めたからじゃない?」青はそういうことか!と言わんばかりに頷き、「ありがとう!」と笑顔だった。みんながやっぱりかーみたいな顔してるなーと思いつつも青がいいならそれでいいか。なんてことを考えながら席に着いた。先生が『席替えするぞー』と言って『やったー!』と喜びながらクラスが明るくなった気がする。くじ引きでくじを引いた後とある男子が『あ、お前それ前だろ?交換してくんないか?ちょっと目悪くなってきてさー』「おう、いいぜ。」『ありがとなー!』席を動かし、「え!青!?」「え、祐!?」と声が重なる。後ろの席の人が『良かったねー!席交換してもらった人たちが引いてたのがたまたま二人に行ったんだねおめでとう!』と言った。「ま、よろしくね!祐」「お、おう」(なんか…絶対仕向けたなぁ…)と俺は思ってしまったが正直嬉しかった。それは青やみんなには内緒だけどな。
『はーい、授業始めるぞー』『はーい』『教科書72ページ開けー』「あれ…忘れたかな…」「祐、どうしたの?」「いや、教科書忘れたかも。」「えっ!しょうがない、一緒に見よ!」「ありがとう」 『はい、これで終わりだ。次までに宿題を終わらせておくこと!』
「はーやっと部活の時間だ!」「あ、青さ今週の土曜日空いてる?」「うん。」「じゃあさ、今男子バスケのマネージャー大怪我していないからさマネージャーの代わり頼んでいい?大会の時だけでもいいから!」「いいよ!てか今日から行く!」「ありがとう!いこーぜ!」「うん!」
そして土曜日、大会の日。
「おはよ!祐!」「あ、青おはよ」「今日大会だね!頑張れ!一生懸命応援するね!」「おう。めっちゃ頑張る。」
大会は祐のチームの勝利で終わりました。