赤星くんは壁ドン体勢から直ると、わたしの腕を勢い良く掴み、さっきの部屋の逆方向まで走り、エレベーターに乗った。
行き先は3階。
家政婦の方にも不審な目で見られながらの大移動。
それに加え、さっきからずっと赤星くんと2人きりというこの状況...。
もう、どきどきと冷や汗が止まらない!
心臓が何個あっても足りません!
―――ピンポーン。
エレベーターの扉が開く。
「ことちゃん、こっち」
そう言われなくても引きずられているから行くしかないんだけど。
赤星くんの顔をちらりと窺う。
...楽しそう。
どうして、そんなに楽しそうなの?
「ことちゃん、着いたよ」
「ここは?」
赤星くんがまたふふっと笑う。
でもさっきとは違う。
なんか、
わたしを...
わたしの何かを...
狙ってる。
...ような気がする。
「さあ、入って」
言われるがまま足を踏み入れると、そこには想像以上の光景が広がっていた。
左の壁には本棚がずらりと並べてあって、社長様がお座りになられるようなふっかふかの椅子に、高級そうな勉強机とおぼしきものが置かれていた。
そして、右側には、お姫様が寝るような天蓋ベッドとハンガーに掛けられたドレスが何着かあった。
「選んでいいよ。この中から好きなやつ。ウォーキングの時に着る用とフィナーレで着る用と2着」
「えっ...2着ですか?!わたし1着決めるだけで精一杯です」
「じゃあ、俺が選んであげる」
「あっ...ありがとうございます」
赤星くんがドレス選定に入る。
わたしは1着1着じっくり見ながらどれが似合いそうか、どれなら可愛いか、どれなら多少なりとも美しく見えるか考えていた。
行き先は3階。
家政婦の方にも不審な目で見られながらの大移動。
それに加え、さっきからずっと赤星くんと2人きりというこの状況...。
もう、どきどきと冷や汗が止まらない!
心臓が何個あっても足りません!
―――ピンポーン。
エレベーターの扉が開く。
「ことちゃん、こっち」
そう言われなくても引きずられているから行くしかないんだけど。
赤星くんの顔をちらりと窺う。
...楽しそう。
どうして、そんなに楽しそうなの?
「ことちゃん、着いたよ」
「ここは?」
赤星くんがまたふふっと笑う。
でもさっきとは違う。
なんか、
わたしを...
わたしの何かを...
狙ってる。
...ような気がする。
「さあ、入って」
言われるがまま足を踏み入れると、そこには想像以上の光景が広がっていた。
左の壁には本棚がずらりと並べてあって、社長様がお座りになられるようなふっかふかの椅子に、高級そうな勉強机とおぼしきものが置かれていた。
そして、右側には、お姫様が寝るような天蓋ベッドとハンガーに掛けられたドレスが何着かあった。
「選んでいいよ。この中から好きなやつ。ウォーキングの時に着る用とフィナーレで着る用と2着」
「えっ...2着ですか?!わたし1着決めるだけで精一杯です」
「じゃあ、俺が選んであげる」
「あっ...ありがとうございます」
赤星くんがドレス選定に入る。
わたしは1着1着じっくり見ながらどれが似合いそうか、どれなら可愛いか、どれなら多少なりとも美しく見えるか考えていた。



