オレの願いが通じたのか、星名が冷静な口調で
「恋にはアクセルだけが必要なのではありません。時にはブレーキを踏んで立ち止まることも重要です。ですから、よく考えてから行動してください」
と言って、白鷺を諭した。
ごもっともだ。
恋は盲目になりがちだが、理性を失ってはならないのだ。
突進していったら自分が傷つくだけでなく、相手も傷付ける。
それを分かった上で行動しような、白鷺。
「分かりました。そうします。...でも、おれは負けません。自分にも、誰にも」
そう言い残すと気まずくなったのか、白鷺はそそくさと帰ってしまった。
よし、じゃあ、オレも帰るか。
あとで百合野にラインしとかなきゃな。
「あのぉ、青柳くん、こんにちは」
「ああ、こんにちは」
なんだ、この挨拶は?
こんにちはなんてわざわざ言うやついるか?
やっぱりヤバいヤツだな、星名湖杜は。
ある意味、白鷺と星名は猪突猛進系でお似合いな気もする。
ん?
なぜか、話し出さない。
動きもしない。
まさかのフリーズ。
えっ...。
もしや、あんなこと言ったくせに好きになっちゃった?
「そう言えば、星名のポスター、らしくていいなって思った」
とりあえず誉める。
結局、星名は実家で手伝いをしている時のワンシーンを使用したらしく、初めて見た時、素直にいいなって思った。
飾らず、ありのままを撮してもらう。
それが一番だと改めて感じた。
「あのぉ、さっきの方のことなんですけど...」
どうやら、オレの話は聞こえなかったみたいだ。
せっかく誉めてやったのに、罪なヤツだ。
「園田さんが好きな人ってさっきの人ですよね?」
「ああ、うん。そう、だな」
やっぱり星名も聞かされてたか。
「わたしを好きになったせいでお二方共傷付くのはなんとしても避けたいです」
「そう、だな」
「青柳くんも手伝って下さいませんか?おそらく、わたし1人では何も出来ないので...。また、迷惑かけることになってしまいますが」
オレは力強く首を縦に振った。
星名が罪深い笑顔をオレに向けてくる。
なんか日に日に...。
「2人で白鷺と百合野をくっつけよう!」
「分かりました!くっつけ大作戦、いざ、決行です!」
ということで
この日から文化祭当日に向けて、白鷺未悠と園田百合野をくっつけよう!大作戦が始まった。
「恋にはアクセルだけが必要なのではありません。時にはブレーキを踏んで立ち止まることも重要です。ですから、よく考えてから行動してください」
と言って、白鷺を諭した。
ごもっともだ。
恋は盲目になりがちだが、理性を失ってはならないのだ。
突進していったら自分が傷つくだけでなく、相手も傷付ける。
それを分かった上で行動しような、白鷺。
「分かりました。そうします。...でも、おれは負けません。自分にも、誰にも」
そう言い残すと気まずくなったのか、白鷺はそそくさと帰ってしまった。
よし、じゃあ、オレも帰るか。
あとで百合野にラインしとかなきゃな。
「あのぉ、青柳くん、こんにちは」
「ああ、こんにちは」
なんだ、この挨拶は?
こんにちはなんてわざわざ言うやついるか?
やっぱりヤバいヤツだな、星名湖杜は。
ある意味、白鷺と星名は猪突猛進系でお似合いな気もする。
ん?
なぜか、話し出さない。
動きもしない。
まさかのフリーズ。
えっ...。
もしや、あんなこと言ったくせに好きになっちゃった?
「そう言えば、星名のポスター、らしくていいなって思った」
とりあえず誉める。
結局、星名は実家で手伝いをしている時のワンシーンを使用したらしく、初めて見た時、素直にいいなって思った。
飾らず、ありのままを撮してもらう。
それが一番だと改めて感じた。
「あのぉ、さっきの方のことなんですけど...」
どうやら、オレの話は聞こえなかったみたいだ。
せっかく誉めてやったのに、罪なヤツだ。
「園田さんが好きな人ってさっきの人ですよね?」
「ああ、うん。そう、だな」
やっぱり星名も聞かされてたか。
「わたしを好きになったせいでお二方共傷付くのはなんとしても避けたいです」
「そう、だな」
「青柳くんも手伝って下さいませんか?おそらく、わたし1人では何も出来ないので...。また、迷惑かけることになってしまいますが」
オレは力強く首を縦に振った。
星名が罪深い笑顔をオレに向けてくる。
なんか日に日に...。
「2人で白鷺と百合野をくっつけよう!」
「分かりました!くっつけ大作戦、いざ、決行です!」
ということで
この日から文化祭当日に向けて、白鷺未悠と園田百合野をくっつけよう!大作戦が始まった。



