普通になりたい不思議ちゃん



立ち上がった私はすぐに逃げる体制になる。



「おい、逃げるなよ。」




なっ!?




逃げようと足を踏み出した瞬間、何故か脇下から手を入れられ抱き上げられた。

これ、あれだ。子供が親に高い高いしてもらう時のあれだ。


「お前軽いなぁ。ちゃんとメシ食ってるのか?
──────────背もちっせーし。」



「よ、余計なお世話!
身長はこれから伸びていく予定なの!」


へぇー?と何か言いたげに私を見ている。


「お、降ろしてください。」


「あ、わりぃ。ついな。」


そう言って頭を撫でた。


「りゅーちゃん♪その子誰?」


お前が誰だ。赤髪の後ろから茶髪の柔らかそうな髪をした。ちっさめの男がでてきた。


「あ?お前ら気づいてなかったのかよ。入学式の時椅子に立って俺ら観てただろコイツ」


「興味無い」


「りゅうはよく見てるねー。」


「........」



「僕全然わかんなかったよ♪ね!君名前は?」



え.....普通に教えたくない。




くっ!?そんなうるうるした目で見つめるな!


「........にいじまはな」



「花ちゃんね♪」


言ってしまった...
上目遣い恐るべし