蒸し暑い、秋晴れの日。球技大会日和。
校庭での開会式は救護テントからの見学。

その後、リカ達と移動してバスケの試合に備える。うちのクラスは第3試合。それまでは空きコートで練習するみたい。
コートの外からみんなが練習するのを眺める。
当たり前だけど、バスケはした事がない。
足元に転がって来たボールをパスするのが精一杯。
思いっきり走って綺麗な弧を描いて、自分の投げたボールがゴールに吸い込まれていく。そんな姿を想像して、自分で少し笑ってしまう。
できるはずがないのに。