「佐伯さーん。3番診察室にどうぞ」
ノックをしてドアを開ければ、ゆうちゃんと看護師さん。
「こんにちは。先生」
荷物を置いて目の前に座る。
「こんにちは、結衣ちゃん」
看護師さんがいるから、どこか他人行儀な2人。
「夏休みはどうだった?楽しかった?」
「別に。補習受けて、模試受けて。そればっかりです」
「受験生だもんね。さてと、じゃあ胸の音、聞かせてもらおうかな」
「はーい。」
私が夏休み、どう過ごしていたかなんて、聞くまでもなく知っているくせに。
わざとそんな質問をしてくるのは、看護師さんがいるから。
ノックをしてドアを開ければ、ゆうちゃんと看護師さん。
「こんにちは。先生」
荷物を置いて目の前に座る。
「こんにちは、結衣ちゃん」
看護師さんがいるから、どこか他人行儀な2人。
「夏休みはどうだった?楽しかった?」
「別に。補習受けて、模試受けて。そればっかりです」
「受験生だもんね。さてと、じゃあ胸の音、聞かせてもらおうかな」
「はーい。」
私が夏休み、どう過ごしていたかなんて、聞くまでもなく知っているくせに。
わざとそんな質問をしてくるのは、看護師さんがいるから。

