恥ずかしいのに、自分からもっとキスしたくて、求めてしまう。
どれぐらいの時間が経ったのか分からない。
緊張している私に気づいて、優しく微笑んで
「大丈夫だから。安心して。結衣、愛してる」
今までで1番深いキスを落とされる。
ゆうちゃんから初めて聞いた愛してると言う言葉。
私もゆうちゃんが好き。大好き。

それなのに、口から出るのは「待って、痛い。怖い」ゆうちゃんを傷つけそうな言葉ばかり。
「ゆっくりで良いよ。でも辞めない。今辞めちゃったら、結衣の思い出が痛いだけになっちゃう」少し悲しそうな顔に見える。

こんな時でも優しいゆうちゃん。
違うそうじゃない。そんなんじゃない。
この想いも伝えたい。
「ゆうちゃん、大好き」
「私も愛してる」
やっと言えた。