そっと降ろされたのはベッドの上。
さっきまでゆうちゃんが寝ていたベッドはまだ暖かくゆうちゃんの匂いがする。
薄暗い部屋にベッドサイドの電気が灯る。
自分で誘ったとされる、この状況にドキドキする。

「緊張してるの?」メガネをサイドテーブルに置いた。
「だっ、だって。ゆうちゃん、いつもみたいに、ヘラヘラしてないし…」
「えっ、いつもそんなにヘラヘラしてる?それは心外だな」
「大丈夫。僕も緊張してる」抱きしめられ、耳元で囁かれる。
腰に手を回し、そっと寝かされる。