7月下旬のある日、今日は補習もない。暑い夏の日、電車を降りて向かうはバスで3つ先の駅。
駅からはゆっくり歩いて10分。

一軒の高層マンション。カードキーを通し、ドアを開けば、朝なのに部屋はカーテンが閉まって薄暗い。
玄関にはきちんと並んだスニーカーが一足。
ゆっくりと寝室を覗けば、メガネを外しスヤスヤと眠るこの部屋の住人。