処置室を出ると外は薄暗くなっていた。
とりあえずは車を取りにショッピングモールへ。
車の中から結衣に電話をかけた。

「もしもし、結衣?」
「ゆうちゃん?今日は大変だったね。大丈夫だった?」
「僕は平気。結衣こそ大変だったね。荷物もあったのに、ホントごめん。」
「ううん。だってゆうちゃんにしか、できない事だったから。それに、いつも見てるはずなのにお医者さんしてるゆうちゃん、かっこよかった」
「そお?それは有難きお言葉ですね」