「佐伯は人よりも努力家で、どんなに辛い時も笑顔だった。きっとその笑顔には周りを幸せにする力がある。だからどうか病気に負けず、これからも笑顔を絶やさず頑張って欲しい」
先生は病気で行動が制限される事が多い私なのに、最初から諦める訳じゃなく、いろんな所に連れ出してくれた
遠足や修学旅行、課外授業にも参加させてくれた。感謝してもしきれない。宮田先生は私の大切な恩師だ。

それから、前もって用意していた花束を学級委員が先生にも手渡した。何も知らせていなかったので、ついに宮田先生は号泣し始めた。もちろん、もらい泣きする人は大勢いて、私もその一人。

名残惜しく、いつまでも語り合える友達。
けれど時間は過ぎていく。保護者も待っているからと。
「また会いましょう。じゃあね、みんながんばれよ!!」みんなでそう言って別れた。
ホントにお別れ、4月からみんな別々の道へ進む