キミのとなり

いつの間に眠ってしまったのか…
机の上には、ゆうちゃんが持って来たのか、ペットボトルの水にストローがさしてあった。

さっきまでの、フワフワする浮遊感もマシになっていた。お水を取ろうと思い体を起こせば、目の前が真っ暗になり、ベッドに逆戻りした。
『何…?頭、痛い…』
数十センチ前の水にさえ、手が届かない。

手が届かないなら、足だ。
そう思い、布団から足を出し、机を手前に引き寄せた我ながら頭が良い!が、行儀は悪い。
しかし、机の足が何かに引っかかり、これ以上、前に寄らない。水まで後数センチ…