「結衣ちゃん、動くと危ないから顔だけ押さえるね」
「佐伯さん、気持ち悪いと思うけど、少し我慢して下さいね」

無意識のうちに、顔を逸らすが固定されている為、動かすことができなかった。

「はい、終わりましたよー。コレ検査に回して下さい。後、一応個室の確認お願いします」
テキパキと指示を出すのは、少しゆうちゃんに似てるなぁなんて、ふと思った。


「佐伯さん、空きがあったので、念の為、個室に移動しましょうね」