「確かに、発作が起こるかもしれないと、心配しながら生きてきたかもしれません。結衣ちゃんもお母さんたちも。僕が知る結衣ちゃんは3〜4年前からでしかありませんが、初めて目を見た時、この子はとても一生懸命に生きている。そう思いました。発作が起これば、なったことのない僕らには想像できない痛みや苦しみがあります。それに加え、検査や治療も続きます。でも結衣ちゃんはその度に頑張っています」

「だから余計に辛いんです。私、あの子には自由に生きて欲しいと思うんです。自由に勉強して、やりたい事やって、自由に恋愛して。他の子よりも、もっともっと幸せになって欲しいんです。そして私たちよりも長く生きて欲しい」