「じゃあ次は来年。1月の21日の16:30でいいかな?」
「うん。大丈夫」
「じゃあそれで予約しとくね。後、年末年始で病院が休みになるから、予備で多めに薬だしとくね。万が一!万が一だよ。発作止めも一つ出しとくからね。まぁ飲むような事があれば救急で来て下さい」
「飲む前に?飲んでから?」
「どっちでもいいから、救急車呼びなさい。分かった?」
「はーい。じゃあ先生も吉岡さんも良いお年を」
お決まりのセリフを言って別れた。

そして、いつもより少し重たくなった薬の袋をカバンに詰めた。