その後のお話

私と隼人君が結婚して早くも三年と半年。
私達には子供が生まれました。

「お母さん、お腹空いたー」

「お腹空いたの、修斗(しゅうと)?」

「うん」

二歳の神木修斗君だよ〜!
とっても可愛んだ!

「じゃあお母さんが何か作ってあげるね!」

修斗は好き嫌いないからちょっと楽。
だけどすごいいっぱい食べるから作るのが大変なんだ。
だけど私が作ったご飯を美味しそうに食べる修斗を見ていると嬉しくなるんだ。

「修斗、美味しい?」

「うん、美味しい!」

「よかった」

私は笑って修斗に言った。

「修斗、隼人君より強くなるんだよ!」

「うん!それでお母さんを守る!」

「私を守ってくれるの?」

「うん!」

「………ありがとう!」

私は泣きそうになった。
こんなに幸せだったことなんてない。
だから泣きそうになったんだ。

「修斗、お母さんも強くなるね!」

「うん!」

修斗、あなたと隼人君を守るために私も強くなるよ。

「ただいま」

「あっ、お父さんだ!」

私と修斗は走って玄関へ行って一緒に言った。

「お帰りなさい!」

こうして私達、神木家は幸せに暮らしました!