「琴音………っ」

お父様へ私の名前を呼んで抱き締めた。
私はびっくりして目を大きく見開いた。
そして私はお父様の肩に腕を回して抱き締めた。
強くきつく………。
私の思いみたいに………。

「お、父………様っ」

「琴音、苦しい思いをさせてごめん………」

お父様は泣きながら私に言った。
私は首を横にふった。

「お父様のせいではありません。だから………心配しないで?わからないは強いんですから」

そう………泣きながら笑って言った。
でも涙は止まらなかった。
ずっと………。

「琴音………しばらく学校は休みなさい」

「えっ………?」

私はその言葉に涙が引っ込んだ。
だって休むってことは隼人君達に会えないってことでしょ?
そんなのやだよ………。

「ううん、学校は行きます。行きたいです………」

隼人君や康平君に会いたい。
一緒に学食に行って笑い会いたい。
それが堪らなく幸せなの。
だから………。

「学校に行きたいです!」

「どうしてそこまで言うんだ?お前は私の言うことを聞いていればいいんだ!」

「それでも………っ!行きたいんです。会いたい人がいるから………」

「まさか彼氏か!?」

「違います!!クラスメイトでもあり私の初めてできたお友達です」

そう………。私の大切で初めてできたお友達君
だから会いたいの。
今日は会えなかったから。
だから会いたいの。
早く二人に………っ。