私の日常は六時、まず大音量の目覚し時計五台の音から始まる。
ジッ、ジリリリリリ!!!!
大音量五台の癖して、私は十秒間唸ってからやっと起きる。何故この様なのかと言うと…何れ云う事になるだろう。
「う、うう〜ん…。眠い朝……。」
私は起きがりながら必ずそう言う。ササッと制服に着替えて、寝癖を直して、髪梳かして。やっと、朝御飯。朝は私が作る。トーストにバタージャムか、目玉焼きを乗せて皆に配る。冬はコーンポタージュとか温かい汁物、夏は冷静スープ。結構料理は得意なんだ。皆が「ご馳走様」した後、学校の準備。昨日用意したバッグを玄関に運ぶだけだけど。後はまあ、ゆっくり朝の読書で、登校。普通過ぎと言っても良い程、普通の日常。ああ、でも「あの事」があるからそれほど普通でも無いかも。「あの事」何かって?それは、次言うよ。まあ、取り敢えずこうして私の日常は始まっている訳で。私はこの普通の日常が大好きなんだ。
「おはよう。」
生徒達が挨拶をしている間、私も影から挨拶。どんなに小さく言っても、ボイストレーニングして声通る様になってるから、皆気づいちゃうんだけどね。
「おはようございますー。」
皆きちんと挨拶を返してくれて、礼儀正しいな。
「あの子が、残念美少女さんだよー。」
あれ?礼儀正しさは?💢
「ほれ、席に着けー。山田先生だぞー!」
この呑気ボイスが生徒に一番舐められている、私達の担任、通称山田っち。全く、この世界の礼儀という物はどうなっているんだか。
「すぴー、すぴぴー。」
んで、一日中寝る。勉強は間に合ってますー。まあ、此れが私の平凡な一日。
