アラフォー×バツ1×IT社長と週末婚

いつも通り、いつも通り。

最後の一枚を残して、全てをPCに取り込んだ。

「ちょっと、お手洗い行って来ます。」

計画通り、最後の一枚をデスクの目立つ場所に置いて、私は立ち上がった。

「はい。」

何食わぬ顔で、返事をする内本さん。


私は社長室を出ると、そっとドアの隙間から、デスクを見た。

そして五貴さんが、給湯室へ行く。

そこへ、内本さんが席を立った。

五貴さんに見られないように、私が作業していたデスクに近づき、一番上のある資料を取り上げ、そのまま自分の席に戻ってしまった。


やった。

私は、ガッツポーズを決める。


「あーあ。早く、会議資料作らなきゃ。」

わざと大きな声で言ったのに、こっちをチラッとも見ない内本さん。

後で見てろよ~。

「あれ?資料が、一枚足りない。」

「えっ?」

内本さんが、こっちを見た。

「また?」

歯を磨いていた、五貴さんまで登場しちゃった。