「無くした?えっ、無くした?」
「本当に、ごめんなさい!!」
体を元に戻して、私はもう一度謝った。
でも五貴さんは何も言わずに、口をゆすいでいる。
「あの……五貴さん?」
私はゆっくりと、顔を上げた。
「えらい事をしてくれたな、つむぎ。」
「えっ……」
自分の頭から、血がサーッと引いて行くのが、分かった。
「あれは、2週間後の新作を売り出す時の企画なんだよ。次の会議じゃ、間に合わないの!」
「は、はい!」
「今から作るったって、1時間も切ってるのに、間に合うか!」
「ごめんさい、すみません、申し訳ありません!」
口元をタオルで拭いて、五貴さんは自分の椅子に座った。
「五貴……」
「話しかけんな!」
「は、はい!」
私に叫んだ五貴さんは、一枚の紙に、何かを殴り書きしていた。
きっと、さっきの資料を、思い出しながら書いているんだ。
やらかしてしまった。
もう、泣きたい。
「本当に、ごめんなさい!!」
体を元に戻して、私はもう一度謝った。
でも五貴さんは何も言わずに、口をゆすいでいる。
「あの……五貴さん?」
私はゆっくりと、顔を上げた。
「えらい事をしてくれたな、つむぎ。」
「えっ……」
自分の頭から、血がサーッと引いて行くのが、分かった。
「あれは、2週間後の新作を売り出す時の企画なんだよ。次の会議じゃ、間に合わないの!」
「は、はい!」
「今から作るったって、1時間も切ってるのに、間に合うか!」
「ごめんさい、すみません、申し訳ありません!」
口元をタオルで拭いて、五貴さんは自分の椅子に座った。
「五貴……」
「話しかけんな!」
「は、はい!」
私に叫んだ五貴さんは、一枚の紙に、何かを殴り書きしていた。
きっと、さっきの資料を、思い出しながら書いているんだ。
やらかしてしまった。
もう、泣きたい。



