「それにさ……」
益城さんは、壁に手をついて、また私に迫って来た。
「つむぎちゃんにも、会いたいし。」
そしてニコッと笑った益城さん。
うん。
カッコイイとは思うけれど、五貴さん程ではない。
その時ちょうどエレベーターが、最上階に着いた。
「それじゃあ、失礼します。」
益城さんの腕の隙間から、私はスルッと抜けた。
「待ってよ。」
でもなぜか腕を掴まり、そのまま非常階段へ。
「ま、益城さん!」
「しー!誰か来たら大変でしょ。君、一応人妻なんだから。」
「だったら、こんな事。止めて下さい!」
「まあまあ。」
益城さんは、一向に腕を離してくれない。
「何なんですか?私に何の用なんですか?」
思い切って聞いてみる。
こうなったら、嫌われたっていい。
「用ねえ。別に用はないんだけさ。」
爆発しそうな怒りを、抑える。
「少しでも、つむぎちゃんと一緒に、いたいんだ。」
益城さんは、壁に手をついて、また私に迫って来た。
「つむぎちゃんにも、会いたいし。」
そしてニコッと笑った益城さん。
うん。
カッコイイとは思うけれど、五貴さん程ではない。
その時ちょうどエレベーターが、最上階に着いた。
「それじゃあ、失礼します。」
益城さんの腕の隙間から、私はスルッと抜けた。
「待ってよ。」
でもなぜか腕を掴まり、そのまま非常階段へ。
「ま、益城さん!」
「しー!誰か来たら大変でしょ。君、一応人妻なんだから。」
「だったら、こんな事。止めて下さい!」
「まあまあ。」
益城さんは、一向に腕を離してくれない。
「何なんですか?私に何の用なんですか?」
思い切って聞いてみる。
こうなったら、嫌われたっていい。
「用ねえ。別に用はないんだけさ。」
爆発しそうな怒りを、抑える。
「少しでも、つむぎちゃんと一緒に、いたいんだ。」



