アラフォー×バツ1×IT社長と週末婚

『あんた、よく玉の輿に乗ったわね。でかしたわ。やっぱり私の娘よ。』

『ははは……』

私の娘と言うところが、疑問だったが。

そして、こうも言われた。

『いい?浮気や家に帰って来ないとかで、離婚しちゃだめよ。実家に帰ってくるのもダメ。、男は基本遊んでる生き物なんだから、そんな事で騒いで、社長夫人の椅子を手放したらダメよ!』


私は両手どころか、額を床に着けた。

そんな事言われたら、実家に帰れないじゃん。

と言うか、お母さん。

この展開を、予測してたの?


「そうだ!前の部屋の契約が、残っていたはず!」

私は、顔を上げた。

「前のお部屋の契約は、終了しております。」

林さんの無常な一言が、部屋に響き渡った。

「そうだ!新しい部屋を借りればいいのよ!」

私は急いで、クローゼットの中にある、自分の通帳を開いた。

残高10万円。

そうだ。