アラフォー×バツ1×IT社長と週末婚

お昼休みになり、私は調度仕事が終わったと言う事にして、社長室に戻ってきた。

お昼、一緒に食べない?

うん、これでよし。

私が、社長室のドアに手をかけ、少しだけ開けた時だ。


「五貴。今日も、家に帰らないの?」

「怜亜も知ってるだろう?帰れない事。」

私は慌てて、ドアを閉めた。

五貴?

怜亜?

内本さんと、そんな風に呼び合ってるの?


私はドキドキしながら、またドアを少しだけ開けた。

「新婚なのに、いいの?」

五貴さんからの返事はない。

「愛想つかされて、出て行かれたらどうするの?」

「つむぎは、そんな女じゃないよ。」


その言葉にジーンときて、反動で少しだけ、ドアを押してしまった。

ちょうど五貴さんと、内本さんが見えた。

その様子に、目が丸くなる。

なんで?

どうして?

内本さんが、五貴さんをバックハグしてるの!?


「またまた、そんな事言って。」