……でも、ごめんね、××くん。

私、少し好きになりすぎたみたい。
欲張りすぎたみたいなんだ。


貴方の色に染まっていく 手、服、

そして……

握りしめた 包丁。



貴方のことを抱きしめれば抱きしめるほど、赤く染まっていく。

私も、貴方の元へ行くからね。

新しい世界でも、
また、貴方と一緒になれる。

そう信じて。