ココロの好きが溢れたら



そして、テーブルに並べられた朝食を見てさらに驚く。


一般的な朝食には間違いない。

でも、見ただけで俺の体のことを考えてくれているのが分かった。


1番驚いたのは、俺がトマト嫌いな事を知っていたことだ。

しかも、それを毎日送られてきていた写真を見て知ったと言った。


正直にいうと、俺がトマトを嫌いだということは俊太と沙織でさえ知らない。


2人の前でトマトを食べる時は、バレないように極力顔に出さないようにしているから。


あの2人に苦手なものを見つかると、それをネタにずっとからかってくる。死んでもバレたくない。


そうやって隠す癖がついていたから、親の前でも普通にトマトを食べていたはずなのに。


「ハル…?」

「なんでもない」


彼女はなんで分かったんだろう…?