ココロの好きが溢れたら

side 晴翔



生まれた時から俺には婚約者がいた。

ただし、会ったことは一度もない。


お互いを確認できるのは相手から送られてくる写真の姿のみ。


親同士で決めた正式な婚約者。


だけど。



「晴翔〜!どうよ、最近の婚約者様は!」


「…知るか。興味ねぇよ」



俺は会ったことがないその婚約者が嫌いだ。