「お前は猫か。それとも何、俺を殺す気?」
猫…?
こ、殺す?
ハルは「これはこれで有りだな」とか言ってる。
えーと…よく分からないけど、これで大丈夫だったってこと?
「陽毬、俺の背中に手ぇ回して」
「は、はいっ」
ガシッとしがみつくように腕を回すと、ハルが「そんなに力入れなくてもいいよ」と笑う。
わ、笑われた…。
「抱きしめてる時は背中に腕回して。これ今すぐ覚えて」
「わ、分かった」
ハルの腕の中は温かい。
ドキドキするけど、安心する。
不思議。
「ふふ…」
「何笑ってんの」
「んーん、なんでもないよ」
私今、幸せだ。



