ココロの好きが溢れたら



待ち合わせ場所に戻るとハルがもうお手洗いから戻ってきていて、何かを探すように辺りを見渡していた。


「ハル」


声を掛けると、ハルは私の顔を見て何やらホッとしたような顔をした。

え。私何かしちゃった?


「陽毬、お前どこ行ってたんだ?」


ハルのその言葉で、ようやく状況を理解した。

戻ってきたら私がいなかったから、心配してくれたんだ…。


「ごめんね。ちょっとサイダーのことで相談に…」

「サイダー?」


ハルに説明しようと口を開こうとした時、後方から「待たせたな」と声をかけられた。


そちらを見れば、黒髪の背の大きな男の人とショートヘアの綺麗な女の人がこちらに向かって軽く手を振っている。


一目見て、お似合いだ!なんて思ってしまった。

それくらい美男美女だったんだもん。


部長さんであろう男の人は筋肉がすごい。
ハルもすごいけど、それとはまた違った筋肉。

ハルはモデル体型で、確かに腹筋はバキバキに割れてるし、背中とか腕の筋肉はボコッと出てるほどすごいけど、見た感じスラっとした印象を与える。


でも部長さんはなんていうか、大きい!っていう印象を与える筋肉のつき方している。

体格の差もあるんだろうけど、これはこれで包容力がありそうでカッコいい。


彼女さんは一言で言うとセクシー美女。
猫目で左目の下に泣きぼくろがある美人さん。

そして手足も長くて高身長。大人の女の人って感じだ。


羨ましい…。
わたしにはセクシーのセの字もないからね。