ココロの好きが溢れたら



店員さんに断りを入れてその場を離れようとしたら、いつの間にかハルが隣で誰かと通話をしていた。


「……そう。ん、俺の口座から」


…誰と話してるんだろう?


すると、少しして通話を切ったハルは店員さんに向かって言ったんだ。


「これ買います。刻印も入れてもらっていいですか」


え…?

え?


「ちょ、ちょっと待ってハル…っ。いいよ、高いしっ…」


それに、私が勝手に欲しいなって思っただけで…!!


「すぐにこちらのペアネックレスをご用意致しますね。こちらへどうぞ」

「はい。お願いします」


待って、待って!

嬉しい。すごく嬉しいけど、でもっ…!