ココロの好きが溢れたら



お店の人に注文をすると、ハルがお金を払ってくれた。

私達の生活費等は互いの両親から同じ銀行に振り込まれてるから、2人のお財布は一緒なんだけどね。


「ほら。溢すなよ」

「溢さないってば」


ハルはいつも私を子供扱いするんだから。


パクッと一口頬張ると、口の中に冷たくて甘い味が広がっていく。


「ん!美味しい!」


「で?何味?」


味?

えーとね…。



「…味はよく分からないけど甘くて美味しい」


「なんだそれ」


だって本当に分からないんだよ。

なんの味なの?これ。

でも美味しいっていう。