「雪姫ちゃんも詐欺師。バカな男が色々と居るからね^^;」
「あ、雪姫は適任(笑」
「黙れ」
「うっ」

笑ってやると、容赦なく肘で突かれた
痛!!

「爽樹ちゃんは身軽だから密偵ね。卓真君にハッキングで頑張ってもらうけど、実際の人物の性格とか行動を見るには機械じゃ無理だから。情報収集よろしくね」
「はい……」

「さて!」

ぱん。と手を叩いた

「皆の仕事はこのくらいかな。あ、全員に言っておくけど、任務成功が第一だけど、そのために皆が体を売ったり俺に無断で危険な行動を取るのは禁止だから。ファミリーが傷付くのは嫌だからね^^」

おお、何かいい人

つーか…
雪姫は演劇部がマジで欲しがってる天才的な役者だけど…
俺が詐欺師って…ねぇ

「さぁ。皆の部屋に案内するね」

朱雀さんがドアに向かった
すれ違う時、ぽん。と俺の肩に手を置いて笑った

「そんなに緊張しなくても、ナンパする軽いカンジでやれば春樹君なら大丈夫だから」
「いや、ナンパなんてしないっすよ…」
「ナンパ、得意なんだってね^^」





何すかその笑顔!!
確かにナンパ、特技の1つだけども(嘘ついてすんません朱雀さん)!!