「ぬおっ」

昼休み、雪姫とお昼を食べていると春樹からメールが入った
片手で操作すると…

「あっ、雪姫っ」
「何」
「春樹も昨日、ホストみたいなお兄さんに話かけられたって」
「…そう」
「あれ、以外に反応薄いね」

雪姫は黙ってキレイな箸使いでご飯を食べた

「…それより、爽樹は」
「え?」
「爽樹は、何も無いの」
「あたしぃ?何であたしよ」
「…爽樹の名前も出てきたから」

「嘘ォ!?」

カタンッ。とケータイがコンクリートの床に落ちた

「あたし!?何で!?」
「知らない。あんたにも用なんじゃないの」
「嘘。何で何で!?」
「だから知らない」

ぇええ…
何か怖くなってきたよ…

「あ!!」
「何」
「話変わるけどさ、昨日さ~~っ」

昨日の陸との会話を思い出して、急に笑顔になった

「それ、さっきも聞いた」
「あ、嘘。言ったっけ」
「単純すぎる」
「えへへ~。だって~~」