「さて。次は、山中に50年住み続けている仙人、とでもしようか」


「いいわ、それ。なんだか楽しそうね」


女子アナが賛成すると、社長は嬉しそうに笑った。


「社長も、すごく楽しそうだわ。まるで少年みたいね。瞳が輝いてるわ」

「ああ。すごく楽しいよ…」


社長は笑いを浮かべ、パソコンに向き合った。

次のネタを作るために――。